精選版 日本国語大辞典 「椒房」の意味・読み・例文・類語
しょう‐ぼう セウバウ【椒房】
※類聚句題抄(11C中)「椒房便駐二千秋色一〈大江以言〉」
② (転じて) 皇后の称。
※教化之文章色々(1053‐58頃)康平六年春宮御仏名「峰の松を本(ためし)に曳て 椒房の御祈をば申す可き者なりけれ」 〔漢宮儀〕
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…《令義解》は皇后に〈天皇之嫡妻〉と注しているが,のちには天皇と配偶関係のない皇后が置かれたこともある。長秋宮,秋の宮,椒房(しようぼう),椒庭(しようてい)などは皇后の別称である。
[資格]
令制によると,皇后は内親王から選定するとあるが,聖武天皇が藤原不比等の女安宿媛(あすかべひめ)(光明皇后)を皇后に立てて以来,内親王以外からも皇后に立てる例が開かれた。…
※「椒房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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