20世紀日本人名事典 「植田 正治」の解説
植田 正治
ウエダ ショウジ
昭和・平成期の写真家 植田正治写真美術館館長;元・九州産業大学教授。
- 生年
- 大正2(1913)年3月27日
- 没年
- 平成12(2000)年7月4日
- 出生地
- 鳥取県境港市
- 学歴〔年〕
- 米子中卒,オリエンタル写真学校〔昭和7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 二科賞〔昭和29年〕,日本写真協会賞年度賞〔昭和50年〕,ADC賞〔昭和59年〕,勲五等双光旭日章〔昭和60年〕,東川賞(第4回)〔昭和63年〕,日本写真協会賞功労賞〔平成1年〕,芸術文化勲章シュバリエ章〔平成8年〕
- 経歴
- 学校卒業後帰郷し、19歳で写真場を開業。鳥取砂丘をはじめ山陰地方を舞台に写真を撮り続けた。昭和39年日本写真美術展特賞を受賞した「少女四態」以降の「砂丘」シリーズで、空白の多い“植田調”といわれる独自のスタイルを確立。米国・仏・独・伊など海外での写真展も多く、二科賞、日本写真家協会年度賞など受賞多数。平成7年鳥取県岸本町に1万2千点を集めた植田正治写真美術館が開館。九州産業大学芸術学部写真学科教授も務めた。写真集に「童暦」「音のない記憶」「軌道回帰」「砂丘」「新出雲風土記」「土門拳と石津良介」「ひと、たち」「もの、たち」他。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報