椋名村(読み)むくなむら

日本歴史地名大系 「椋名村」の解説

椋名村
むくなむら

[現在地名]吉海町椋名・名駒なごま

大島の南西部にある。三方を山に囲まれ、西は来島くるしま海峡に面する。枝村名駒なごまのほか、大突間おおづくま武志むし島・小武志こむし毛無けむし中渡なかとなどの諸島を含む。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)越智郡の項に「椋名村 日損所、野山有、松柴有」とみえ、村高八七石三斗一升七合と記す。寛永一三年(一六三六)の椋名村検地帳では田畑面積六町三反余、慶安元年の今治御領分新高畝村人数帳では一五町七反である。家数は、貞享元年(一六八四)牛屋とも五四軒(今治藩御改革領内調書)、寛政四年(一七九二)一一一軒(島方村々改高戸数)、明治一三年(一八八〇)には二六四軒(伊予国越智郡地誌)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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