棒手振り(読み)ボウテフリ

デジタル大辞泉 「棒手振り」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐てふり【棒手振り】

ぼてふり」に同じ。
「出替り時までは、わづかの―なりとも致されよ」〈浮・二十不孝・五〉

ぼてい‐ふり【手振り】

ぼてふり」に同じ。
「松の内もも立ちで来る―」〈柳多留・一〇〉

ぼて‐ふり【棒手振り】

《「ぼうてふり」の音変化》魚・青物などを、てんびん棒でかついで売り歩くこと。また、その人。棒商い。振り売り。ぼていふり。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「棒手振り」の意味・わかりやすい解説

棒手振り
ぼてふり

商品天秤棒(てんびんぼう)で担いだりして売り歩くこと。また、その商人をいう。近距離・小規模の行商である。

[編集部]

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