棄置(読み)きち

精選版 日本国語大辞典 「棄置」の意味・読み・例文・類語

き‐ち【棄置】

〘名〙 すておくこと。すてておいて、顧みないこと。
本朝文粋(1060頃)一一・讚法華経二十八品和歌序〈藤原有国〉「春花秋月、空有弃置之愁
御成敗式目(1232)起請「依道理評定之庭被棄置之輩」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「棄置」の読み・字形・画数・意味

【棄置】きち

すておく。放任する。魏・曹植〔白馬王彪に贈る〕詩 心悲しみて我が(こころ)を動かすも 置して、復(ま)た陳(の)ぶること(なか)らん

字通「棄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android