梅雨入・入梅・墜栗花(読み)ついり

精選版 日本国語大辞典 「梅雨入・入梅・墜栗花」の意味・読み・例文・類語

ついり【梅雨入・入梅・墜栗花】

〘名〙 (「つゆいり(梅雨入)」の変化した語) つゆになること。入梅(にゅうばい)。転じて、つゆ。梅雨。ながあめ。霖雨(りんう)。《季・夏》
※足利本人天眼目抄(1471‐73)下「五月ついりの晴てぬれくんで勢い時分に雲がさっと晴れば」
※俳諧・紅梅千句(1655)六「梅の実のなるまじなひや月の暮〈政信〉 墜栗(ツイリ)の雨を請てかへるさ〈季吟〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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