ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「梅若実(2世)」の意味・わかりやすい解説
梅若実(2世)
うめわかみのる[にせい]
[没]1959
能楽師。観世流シテ方。1世梅若実の次男,前名竹世,景昭,実邦。一度六郎を継いだ姉婿の観世清之が実家に帰ったあと,六郎を継ぎ当主となる。長兄万三郎 (1世) とともに観世宗家から離脱して,一時梅若流を樹立,最後まで孤塁を守ったが,1948年隠居後,実を名のり,54年観世流に復帰した。日本芸術院会員。優艶華麗の芸風の持主であった。
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