梅若実(1世)(読み)うめわかみのる[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「梅若実(1世)」の意味・わかりやすい解説

梅若実(1世)
うめわかみのる[いっせい]

[生]文政11(1828)
[没]1909
能楽師。観世流シテ方。輪王寺宮御用達鯨井平左衛門の子。梅若六郎氏暘の養子,前名亀次郎,六之丞,六郎。江戸城西丸奥詰。明治維新後,能楽衰亡のときに演能努力を重ねて復興に努めた。 16世宝生九郎桜間左陣とともに明治三名人といわれた。

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