普及版 字通 「梅(漢字)」の読み・字形・画数・意味
梅
常用漢字 10画
(旧字)
人名用漢字 11画
(異体字)楳
13画
[字訓] うめ・くすのき
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(毎)(まい)。〔説文〕六上に「(くすのき)なり。らふべし。木に從ひ、聲」とし、また楳を録して某(ぼう)声とする。前条に「(ぜん)はなり」とあって互訓。州では梅、揚州ではという。また某字条六上に「酸果なり」とあり、某を楳の初文とする。某は金文では曰(えつ)と木に従い、木の枝に願文をつけ、神に謀りる意で、謀の初文である。また梅の異文として用いられるは、〔説文〕では某の古文、〔玉〕には梅の古文として録するものであるが、はおそらく某の字形を並べしるしたもので、某の異文とすべく、これを梅の字に用いるのは誤りであろう。
[訓義]
1. うめ、
2. くすのき、
3. と通じ、くらい。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 无女(むめ)。杏に似て酢きなり 〔名義抄〕 ウメ・ムメノキ
[熟語]
梅雨▶・梅英▶・梅園▶・梅塢▶・梅夏▶・梅花▶・梅槐▶・梅格▶・梅月▶・梅紅▶・梅香▶・梅骨▶・梅妻▶・梅酸▶・梅子▶・梅枝▶・梅潤▶・梅▶・梅漿▶・梅信▶・梅吹▶・梅雪▶・梅銭▶・梅村▶・梅弟▶・梅湯▶・梅毒▶・梅坡▶・梅梅▶・梅圃▶・梅竜▶・梅林▶・梅霖▶
[下接語]
塩梅・英梅・画梅・臥梅・寒梅・観梅・渓梅・古梅・紅梅・香梅・黄梅・残梅・春梅・折梅・雪梅・早梅・窓梅・探梅・入梅・白梅・梅・楊梅・落梅・嶺梅・老梅・梅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報