梁園・梁苑(読み)りょうえん

精選版 日本国語大辞典 「梁園・梁苑」の意味・読み・例文・類語

りょう‐えん リャウヱン【梁園・梁苑】

[1] 中国漢代に、文帝の子、梁の孝王が現在の河南省開封市の近くに築いた園の名。竹が多く、修竹園とも呼ばれた。園中の平台には司馬相如、鄒陽(すうよう)枚乗(ばいじょう)らが招かれて住んだ。兎園(とえん)
田氏家集(892頃)下・和前菅讚州竹奉謝源納言詩「縦非客右陪梁苑、吟翫清陰座後看」
[2] 〘名〙
宮室庭園
※本朝文粋(1060頃)八・対月言志詩序〈大江匡衡〉「不漢宮之月。不梁園之月」 〔韋安石‐梁王宅侍宴詩〕
② 転じて、皇室血統皇族をいう。竹園。たけのそのう。たけのその。
※詩序集(1133頃)琴書雪裏携詩序〈大江匡房〉「夫、御史源中丞者、梁園之孫枝也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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