デジタル大辞泉 「桂楫」の意味・読み・例文・類語 かつら‐かじ〔‐かぢ〕【×桂×楫】 月にあるという桂の木で作った櫂かい。「天の海に月の船浮け―かけて漕ぐ見ゆ月人をとこ」〈万・二二二三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「桂楫」の意味・読み・例文・類語 かつら‐かじ ‥かぢ【桂楫】 〘名〙 (「かじ」は櫂(かい)の意) 月の世界にあるという桂の木で作った船の櫂。※万葉(8C後)一〇・二二二三「天(あめ)の海に月の船浮(う)け桂梶(かつらかぢ)かけて漕ぐ見ゆ月人壮子(つきひとをとこ)」 けい‐しゅう ‥シフ【桂楫】 〘名〙 桂(かつら)の木で作った櫂(かい)。転じて、美しい櫂。※和漢朗詠(1018頃)雑「蘭橈桂檝、舷を東海の東に鼓く〈大江朝綱〉」 〔丁仙芝‐渡揚子江詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報