桂東庄(読み)かつらひがしのしよう

日本歴史地名大系 「桂東庄」の解説

桂東庄
かつらひがしのしよう

嘉暦三年(一三二八)九月二〇日の妙法院宮令旨(東寺百合文書)に、正和三年(一三一四)七条院遺領一七ヵ所が四辻入道親王に返還されたとき、返されるはずの上桂かみかつら庄のみは既に東寺(現南区)に施入されていたので、その替地として桂東庄北方が返還されたとある。荘域その他判然としないが、庄名から上桂東方の徳大寺付近であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android