桂 梅枝(2代目)(読み)カツラ バイシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂 梅枝(2代目)」の解説

桂 梅枝(2代目)
カツラ バイシ


職業
落語家

本名
山元 久吉

別名
前名=桂 梅喬

生年月日
嘉永6年

出生地
大坂・北区(大阪府)

経歴
大坂安治川の下駄屋の家に生まれる。素人連の真打だったが、明治12年頃2代目桂文枝に弟子入り、桂文喬を名乗る。18年2代目桂梅枝を襲名。元来地味な噺家だったが、下座の三味線をつとめる妻・お島の勧めで、川上音二郎で有名になった「オッペケペー節」を自己流にアレンジし、高座に披露、一躍人気者となった。「オッペケペーの梅枝」と俗称されるまでになる。人気とともに収入も増え、やがて浪費にあけくれるようになる。晩年ノイローゼとなって35年10月9日蒸発。片町線星田駅近くの堤防で倒れているところを発見された。「鹿政談」「持参金」「口入屋」などを得意とした。

没年月日
明治35年 10月10日 (1902年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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