栴檀(読み)センダン

デジタル大辞泉 「栴檀」の意味・読み・例文・類語

せん‐だん【××檀/×楝】

センダン科の落葉高木。暖地に自生する。樹皮に似て暗褐色。葉は羽状複葉で縁にぎざぎざがあり、互生する。初夏淡紫色の5弁花を多数つけ、秋に黄色の丸い実を結ぶ。漢方で樹皮を苦楝皮くれんぴといい駆虫薬にする。おうち。あみのき。 花=夏 実=秋》「―の花散る那覇なはに入学す/久女
ビャクダン別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「栴檀」の解説

せんだん【栴檀】

山梨日本酒。酒名は、中国故事「栴檀は双葉より芳し」にちなみ命名蔵元の「二葉屋酒造店」は明治34年(1901)創業。平成20年(2008)廃業。蔵は西八代郡市川三郷町にあった。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

普及版 字通 「栴檀」の読み・字形・画数・意味

【栴檀】せんだん

梵語candanaの音訳語、せんだん。

字通「栴」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「栴檀」の解説

栴檀 (センダン・センダ)

学名Melia azedarach var.japonica
植物。センダン科の落葉高木,薬用植物

栴檀 (センダン)

植物。ビャクダン科の常緑半寄生高木,園芸植物,薬用植物。ビャクダンの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の栴檀の言及

【ビャクダン(白檀)】より

…心材や根材を水蒸気蒸留して得られるビャクダン油sandal oilは,主成分としてセスキテルペンアルコールのサンタロールsantalolを含有し,薬用やセッケンなど化粧品の賦香料とする。なお,〈栴檀(せんだん)は双葉より芳し〉の栴檀はビャクダンのことで,センダン科のセンダンではない。 ビャクダン属Santalumは太平洋地域を中心に約20種あり,小笠原諸島にもムニンビャクダンS.boninense Tuyamaが分布する。…

【プージャー】より

…(3)洗足 足を洗うための水をささげる。(4)表敬 敬愛をあらわす特殊な供物(栴檀(せんだん),花などを入れた水)をささげる。(5)口をすすぐ儀礼 食前・食後の作法で口をすすぐ水を供える。…

※「栴檀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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