栄枯盛衰(読み)えいこせいすい

精選版 日本国語大辞典 「栄枯盛衰」の意味・読み・例文・類語

えいこ‐せいすい【栄枯盛衰】

〘名〙 栄えたり衰えたりすること。
※歌舞伎・二張弓千種重籐(秩父重保)(1878)下「栄枯盛衰(エイコセイスヰ)は世の習ひと言ひながら、源氏の棟梁左馬の頭殿」

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デジタル大辞泉 「栄枯盛衰」の意味・読み・例文・類語

えいこ‐せいすい【栄枯盛衰】

栄えたり衰えたりすること。「栄枯盛衰は世の習い」
[類語]浮き沈み浮沈消長起伏七転び八起き存亡

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四字熟語を知る辞典 「栄枯盛衰」の解説

栄枯盛衰

栄えたり衰えたりすること。隆盛衰退が交互にめまぐるしく訪れるさまを表す。

[使用例] 栄枯盛衰いろいろに、定めなき世も智恵あれば、どうにか生活くらしはたつか弓[坪内逍遙当世書生気質|1885~86]

[使用例] 西ヨーロッパ肖像画の栄枯盛衰は、ふり返って眺めるのに、かぎりなくおもしろい題目の一つだ[加藤周一*肖像画について|1955]

[解説] 「栄枯」は、もともとは草木が茂ることと枯れることという意味。「栄枯」「盛衰」と、同じような意味合いの語を重ねて強調する表現

[類語] えいちん

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