柿泊遺跡(読み)かきどまりいせき

日本歴史地名大系 「柿泊遺跡」の解説

柿泊遺跡
かきどまりいせき

[現在地名]長崎市柿泊町

岩屋いわや山が形成する丘陵鞍部(標高約一三〇―一六〇メートル)にある旧石器時代・縄文時代の遺跡。平成五―七年(一九九三―九五)に発掘調査。ナイフ形石器を主とする後期旧石器時代には広範囲にわたって生活の痕跡が認められ、細石器文化期や縄文時代早期になると分布域が狭くなって、やや高地に移動する傾向がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android