柴の庵(読み)しばのいお

精選版 日本国語大辞典 「柴の庵」の意味・読み・例文・類語

しば【柴】 の 庵(いお)

能宣集(984‐991)「たまかづらくるひともなきしばのいをにただありあけの月のみぞすむ」

しば【柴】 の 庵(いおり)

柴で、壁や屋根を作った粗末な仮小屋。柴のいお。柴いお。
源氏(1001‐14頃)若紫「同じしばのいほりなれど、少し涼しき水の流れも御覧ぜさせん」

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デジタル大辞泉 「柴の庵」の意味・読み・例文・類語

しば‐の‐いおり〔‐いほり〕【×柴の×庵】

柴で屋根をふいた庵。転じて、粗末な家。しばのいお。しばいお。
「まばらなる―に旅寝して」〈新古今・冬〉

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