柳襲(読み)やなぎがさね

精選版 日本国語大辞典 「柳襲」の意味・読み・例文・類語

やなぎ‐がさね【柳襲】

〘名〙 襲(かさね)色目の名。表は白、裏は青。女房の襲では五衣(いつつぎぬ)のいずれも表白、裏青、これに紅の単衣を着る。冬から春まで用いる。やなぎ。やなぎのきぬ。《季・春》
※延喜十三年亭子院歌合(913)「をとこをむな、右は赤色に桜がさね、左は青色にやなぎがさね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「柳襲」の意味・読み・例文・類語

やなぎ‐がさね【柳襲】

2」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android