柳美里(読み)ユウミリ

デジタル大辞泉 「柳美里」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐みり【柳美里】

[1968~ ]小説家劇作家神奈川の生まれ。在日韓国人二世。劇団東京キッドブラザースに入団女優・演出助手を務める。のち「魚の祭」で岸田国士くにお戯曲賞を当時の最年少記録で受賞小説家族シネマ」で芥川賞受賞。他に「フルハウス」「ゴールドラッシュ」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柳美里」の解説

柳美里 ユウ-ミリ

1968- 昭和後期-平成時代の劇作家,小説家。
昭和43年6月22日神奈川県生まれ。在日韓国人2世。劇団東京キッドブラザースの女優をへて,昭和63年青春五月党を結成。平成5年「魚の祭」で岸田国士(くにお)戯曲賞を最年少で受賞。家族の解体と再生をテーマに小説もかき,8年「フルハウス」で泉鏡花文学賞および野間文芸新人賞,9年「家族シネマ」で芥川賞,11年「ゴールドラッシュ」で木山捷平(しょうへい)文学賞をうけた。横浜共立学園高中退。著作はほかに「8月の果て」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android