柳家 小団治(読み)ヤナギヤ コダンジ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「柳家 小団治」の解説

柳家 小団治
ヤナギヤ コダンジ


職業
落語家

本名
長谷川 藤太郎

別名
前名=春風亭 枝寿,柳家 小しん,ペンネーム=巳野 歳男

生年月日
明治38年 11月11日

出生地
東京

経歴
初め6代目春風亭柳枝の門人となり枝寿を名乗る。のち4代目柳家小さんの蝶花楼馬楽時代の門人となり、柳家小しんから大正末に柳家小団治と改名新作落語を演じ「出来心」「野球」などを得意とした。一方、巳野歳男のペンネームで、業界裏話や人物評伝メモなどに筆をふるった。また、番頭役に才を示し、大戦中頃から落語芸術協会の事務方を引き受け、戦後裏方に徹し事務局長として長年活躍。引退後は病気の妻の看護に明け暮れ、自らも交通事故で不慮の死を遂げた。

没年月日
昭和61年 1月8日 (1986年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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