染出・沁出(読み)しみだす

精選版 日本国語大辞典 「染出・沁出」の意味・読み・例文・類語

しみ‐だ・す【染出・沁出】

〘自サ五(四)〙
① 外ににじみ出る。しみ出る。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下「毛孔から汗がたらたらたらと浸出(シミダ)す気の不快(わる)さ」
② (比喩的に) 次第に、ひとりでに表面に現われてくる。
※あらくれ(1915)〈徳田秋声九一「そんな憧憬と不満とが、沁出さずにはゐなかった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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