柏村 信雄(読み)カシワムラ ノブオ

20世紀日本人名事典 「柏村 信雄」の解説

柏村 信雄
カシワムラ ノブオ

昭和期の警察官僚 元・警察庁長官



生年
明治40(1907)年6月5日

没年
平成1(1989)年1月16日

出生地
福島県会津若松市

学歴〔年〕
東京帝大政治学科〔昭和9年〕卒

経歴
昭和9年内務省採用、33年8月から37年5月まで第3代警察庁長官を務める。長官在任中に警職法反対闘争、浅沼社会党委員長暗殺、60年安保闘争三池争議などがあり苦闘。特に安保闘争の警備をめぐってはデモ隊の排除を求めた岸首相と激突したが屈せず、総理退陣を進言したことで知られる。退官後は天下りポストを断わり、海外移住協会を経て、殉職警察官の遺児を守る財団である警察育英会理事長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「柏村 信雄」の解説

柏村 信雄 (かしわむら のぶお)

生年月日:1907年6月5日
昭和時代の官僚。警察庁長官;警察育英会理事長
1989年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android