枝葉(読み)えだは

精選版 日本国語大辞典 「枝葉」の意味・読み・例文・類語

えだ‐は【枝葉】

〘名〙
① 草や木の枝と葉。しよう。
※新撰六帖(1244頃)六「しらかしの枝はをしなみ雪降れどなれたる山は道もまよはず〈藤原光俊〉」
② 物事の重要でない部分。本筋や中心からはずれた、よけいなところ。末節。しよう。
※夜の寝覚(1045‐68頃)四「殿の思(おぼ)いたるさまなど、ある事もえだはをつけ、なき事をもつきづきしう」
③ 本家から分かれた者、または主人に仕える者。親族、子孫。家来、従者。
※歌舞伎・絵本合法衢(1810)六幕「与五郎とやらを誘(おび)き寄せ、彼奴(あいつ)も高橋が枝葉(エダハ)の奴」

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デジタル大辞泉 「枝葉」の意味・読み・例文・類語

し‐よう〔‐エフ〕【枝葉】

樹木の枝と葉。えだは。
物事の本質にかかわりのない部分。主要でない部分。「枝葉の問題にこだわる」
[類語]些事小事細事末節枝葉末節末梢的二次的二義的副次的瑣末さまつ細かい細細しい煩瑣はんさ瑣瑣ささ区区ちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる些些ささ些細ささいささやかわずか幾ばくたかがいささかほんの有るか無きかちょっと一縷いちる一抹些少さしょう無駄事雑事微微つまらない無意味下らない問題外部分的派生的卑小眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

えだ‐は【枝葉】

枝と葉。
本筋や中心から離れた重要でない部分。末節。しよう。「話が枝葉に及ぶ」
[類語](1木の葉草葉葉っぱ押し葉葉身葉脈葉柄葉末托葉単葉複葉葉序双葉若葉若緑新緑万緑青葉紅葉こうよう紅葉もみじ黄葉照り葉落ち葉落葉枯れ葉朽ち葉病葉わくらば松葉小枝若枝わかえ若枝わかえだ・痩せ枝・枯れ枝・徒長枝・万朶粗朶枝振り枝変わり/(2些細瑣末枝葉末節末梢的些事細事小事細かい細細こまごましい煩瑣はんさ瑣瑣ささたる区区くくたるちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる

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動植物名よみかた辞典 普及版 「枝葉」の解説

枝葉 (シバ)

植物。山野に自生する雑木または雑草の称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

普及版 字通 「枝葉」の読み・字形・画数・意味

【枝葉】しよう(えふ)

えだは。末。〔史記、陳渉世家、少孫論〕夫(そ)れ先王は、仁義を以て本(もと)と爲し、而して固塞(こそく)法を以て枝と爲す。豈に然らずや。

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