林丘（読み）りんきゅう

精選版 日本国語大辞典

りん‐きゅう ‥キウ【林丘】

〘名〙

① 林と丘。

※六如庵詩鈔‐二編（1797）一・柏原山寺冬日雑題十六首「短景易_レ昏意難_レ飽、沿_レ鐘迢逓返_二林丘_一」 〔謝恵連‐西陵遇風献康楽詩〕

② 転じて、人里離れた所。隠者の住む所。

※本朝無題詩（1162‐64頃）七・春日山家眺望〈藤原周光〉「自_二吾蹇剥交遊倦_一、欲_下入_二林丘_一渉_中暮年_上」 〔岑参‐宿関西客舎寄東山厳許二山人〈略〉詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【林丘】りんきゆう（きう）

木の茂る丘。南朝宋・謝恵連〔西陵にて風に遇ひ、康楽（康楽公、兄謝霊運）に献ず〕詩　屯雲、嶺を(おほ)ひ　風、飛を涌(わ)かす　零雨、澤(ふんたく)を潤(うるほ)し　、林丘に灑(そそ)ぐ

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出典　平凡社「普及版 字通」