精選版 日本国語大辞典 「板締」の意味・読み・例文・類語
いた‐じめ【板締】
〘名〙
① 染色法の一つ。板の片面あるいは両面に同じ模様を彫り、それを二枚以上重ねて、その間に縮緬(ちりめん)、その他、絹物などの布を堅くはさんで染め抜く方法。また、その染めたもの。夾纈(きょうけち)、板締め染め、板締め絞りなどの総称。いた。
② ①に用いる板のように、物を両側からしめつけること。また比喩的に、板ばさみにすること。
※歌舞伎・時桔梗出世請状(1808)二幕「安土の城を枕とは、敵を板(イタ)じめ板しばり」
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