板柳町(読み)いたやなぎまち

日本歴史地名大系 「板柳町」の解説

板柳町
いたやなぎまち

面積:四二・八〇平方キロ

東は川を境に五所川原市・南津軽郡浪岡なみおか町、西は岩木川を境に弘前市、南は南津軽郡藤崎ふじさき町、北は鶴田つるた町に接する。津軽平野中央部、南から北へ標高一八メートルから一二メートルに傾斜する平坦地にある。岩木川の自然堤防上を国道三三九号が走り、その東を国鉄五能線が走る。板柳駅は貨物集約駅の役割をもつ。岩木川の幡龍ばんりゆう橋により弘前市青女子あおなごと結ばれ、県道前田野目まえたのめ―板柳線により五所川原市七和ななわ地区と結ばれる。主産業は米と林檎である。

明治二一年(一八八八)北津軽郡板屋野木いたやのき村、同二二年の町村制施行により同郡沿川そえかわ村・小阿弥こあみ村、南津軽郡畑岡はたおか村が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「板柳町」の意味・わかりやすい解説

板柳〔町〕
いたやなぎ

青森県西部,津軽平野のほぼ中央にある町。 1920年町制。 55年小阿弥 (こあみ) ,畑岡,沿川 (そえかわ) の3村と合体。 300年も前に町を形成し,当時は板屋野木と呼ばれ,岩木川の河港として繁栄した。米作リンゴ栽培が盛んで,JR五能線板柳駅はリンゴの集出荷基地の役割をになっている。観光地に板柳温泉,高増 (たかます) 温泉がある。国道 399号線が通る。面積 41.88km2人口 1万2700(2020)。

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