板来駅(読み)いたくのえき

日本歴史地名大系 「板来駅」の解説

板来駅
いたくのえき

常陸国府(現石岡市)から鹿島神宮に通ずる往還に置かれた古代の駅。「常陸国風土記」に「此より南十里に板来の村あり。近く海浜に臨みて、駅家を安置けり。此を板来の駅と謂ふ」とあるが、「日本後紀」弘仁六年(八一五)一二月一二日条に「廃常陸国板来駅」とあり、同年に駅は廃された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android