松飾(読み)まつかざり

精選版 日本国語大辞典 「松飾」の意味・読み・例文・類語

まつ‐かざり【松飾】

〘名〙
正月に、門前軒先などに飾り立てる松。門松。松。《季・新年》
※俳諧・桜川(1674)春一千里まで枝さしかはせ松かさり〈重光〉」
祭りなどの際、神々を招請するためにたてる松。
今堀日吉神社文書‐(享祿二年)(1529)六月七日・小幡商人申上事書案「座人等ゑほし・すわふ・松かさり、市神祝申候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の松飾の言及

【松の内】より

正月の松飾をしておく期間内のこと。門松年棚の松は年神の依代(よりしろ)と考えられるから,松飾のある間は正月の年神祭が続いていると理解することができる。…

※「松飾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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