松王丸(読み)まつおうまる

精選版 日本国語大辞典 「松王丸」の意味・読み・例文・類語

まつおうまる まつワウまる【松王丸】

浄瑠璃菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の登場人物三つ子兄弟梅王丸の弟、桜丸の兄。藤原時平(しへい)に仕える舎人(とねり)であるが、菅丞相の子秀才を救うために我が子小太郎身代わりにたてる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「松王丸」の意味・読み・例文・類語

まつおうまる〔まつワウまる〕【松王丸】

浄瑠璃菅原伝授手習鑑」の登場人物。梅王丸の弟、桜丸の兄で、藤原時平舎人とねり菅丞相かんしょうじょう菅原道真)への報恩のため、その子秀才の身代わりに自分の子の小太郎を差し出す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android