松毬・松陰嚢(読み)まつふぐり

精選版 日本国語大辞典 「松毬・松陰嚢」の意味・読み・例文・類語

まつ‐ふぐり【松毬・松陰嚢】

〘名〙 (松の陰嚢の意) =まつかさ(松毬)①《季・秋》
※俳諧・竹馬狂吟集(1499)四「見えすくや帷雪(かたびらゆき)のまつふぐり」

まつ‐ぼくり【松毬・松陰嚢】

〘名〙 (「まつふぐり(松毬)」の変化した語) =まつかさ(松毬)①《季・秋》
鬼城句集(1926)〈村上鬼城〉「春水に沈んで見えぬ松ほぐり」

まつ‐ぼっくり【松毬・松陰嚢】

〘名〙 「まつぼくり(松毬)」の変化した語。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春「松毬(マツボックリ)のポトリ地に落ちるのが耳立って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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