松嶺(読み)まつみね

日本大百科全書(ニッポニカ) 「松嶺」の意味・わかりやすい解説

松嶺
まつみね

山形県酒田市中南部の一地区。飽海(あくみ)郡にあった旧松山町の中心地区。1648年(慶安1)酒井氏庄内(しょうない)藩から分知された松山藩城下町となり、明治に至ったが、愛媛県松山との混同を避けるため、1869年(明治2)松嶺に改称した。松嶺町は1955年(昭和30)松山町の一部となり、2005年(平成17)酒田市に合併松山城跡は歴史公園となり、大手門が現存する。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松嶺の言及

【松山[町]】より

…背後には出羽丘陵がある。中心集落の松嶺は,江戸時代庄内藩の支藩松山藩の城下町であった。基幹産業は農業で,米作を中心に庄内柿などの果樹生産,畜産が行われる。…

※「松嶺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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