松ヶ崎掘割(読み)まつがさきほりわり

世界大百科事典(旧版)内の松ヶ崎掘割の言及

【越後国】より

…財政基盤の充実策として新田開発も促進された。1730年(享保15)将軍吉宗の享保改革の一環として阿賀野川河口の松ヶ崎掘割工事が行われ,紫雲寺潟新田が開発された。これは信州米子の竹前権兵衛が出願し,これに江戸の会津屋,柏崎の宮川その他の資本を投下して行ったもので,1736年(元文1)検地の結果では1647町歩の田畑を得た。…

【新発田藩】より

…領内に広大な低湿荒蕪地を有したので治水と新田開発を奨励,そのため幕末の草高(くさだか)は20万石あるいは40万石と称された。1730年(享保15)阿賀野川下流松ヶ崎掘割り,34年岡方新江用水掘削,1730年以後代官見立,藩営,村請け等の方式で数万石を開発した福島潟干拓等の工事が有名。10代藩主直諒(なおあき)は1850年(嘉永3)《報国説》を著して尊王開国論を唱え,戊辰戦争の際は新政府軍に付き先導した。…

※「松ヶ崎掘割」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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