杵屋六左衛門(別家9世)(読み)きねやろくざえもん[べっけきゅうせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

杵屋六左衛門(別家9世)
きねやろくざえもん[べっけきゅうせい]

[生]?
[没]文政2(1819).9.11.
長唄三味線方および唄方家元。3世田中伝左衛門の子。2世杵屋弥十郎に師事し,のちに8世杵屋喜三郎の養子となった。3世杵屋六三郎を経て寛政9 (1797) 年六左衛門を襲名。このとき養父実子が本家9世喜三郎を名のったため,別家9世と称した。『小原女 (おはらめ) 』『越後獅子』などの名曲を世に送るとともに囃子方刷新をはかった。

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