東酒屋村(読み)ひがしさけやむら

日本歴史地名大系 「東酒屋村」の解説

東酒屋村
ひがしさけやむら

[現在地名]三次市東酒屋町

はら村の西南方三次盆地南縁の丘陵地帯に立地。中世には西に隣接する西酒屋村と一村で酒屋村と称した。分村の時期は不明であるが、元和五年(一六一九)の備後国知行帳ではすでに分村している。天正年間(一五七三―九二)末期から文禄(一五九二―九六)にかけて、酒屋村の地は毛利元就の四男穂田元清によって厳島神社に寄進されており、その打渡坪付文書数通が野坂文書に残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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