東郷(町)(読み)とうごう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「東郷(町)」の意味・わかりやすい解説

東郷(町)
とうごう

愛知県中部、愛知郡にある町。尾張(おわり)東部丘陵上に位置する。1970年(昭和45)町制施行。国道153号が通じる。名古屋市に隣接するため、都市化が著しい。北東部に愛知用水の調整池である愛知池があり、近くには県総合教育センター、運動公園、名古屋大学附属農場(現、名古屋大学大学院生命農学研究科附属フィールド科学教育研究センター東郷フィールド)がある。平安時代の猿投古窯址(さなげこようし)群の中心窯の一つである黒笹(くろざさ)七号窯(県指定史跡)がある。祐福寺は鎌倉時代創建の古刹(こさつ)で、勅使門は県指定文化財。面積18.03平方キロメートル、人口4万3903(2020)。

[伊藤郷平]

『『東郷町誌』全3巻(1980~1991・東郷町)』


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