東村・東中(読み)ひがしむら・ひがしじゆう

日本歴史地名大系 「東村・東中」の解説

東村・東中
ひがしむら・ひがしじゆう

江戸時代初期の通称名または村名。五島列島中通なかどおり島の東部より南部にわたる一帯で、中世よりみえる東島を継承すると考えられる。現在の有川町・奈良尾ならお町にあたる。東目とも称したが、これに対して若松わかまつ島を西島・西中などとよぶ。江戸時代は福江藩領のうち。慶長国絵図(松浦家本)に東村とみえ、高一一五石余。万治二年(一六五九)惣高積之帳では東中とあり、正保国絵図の高四一石余、今高一六二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android