東山南遺跡(読み)ひがしやまみなみいせき

日本歴史地名大系 「東山南遺跡」の解説

東山南遺跡
ひがしやまみなみいせき

[現在地名]中道町下向山

東山丘陵の先端部、甲斐風土記の丘・曾根そね丘陵公園内に存在する。遺跡はA地区とB地区に分れているが、調査年度の違いで分けられているだけで、本来は一体の遺跡である。A地区は昭和五六年(一九八一)に調査され、弥生時代の方形周溝墓二基、古墳時代の円形・方形周溝墓(古墳)九基が発見されている。弥生時代の方形周溝墓二基は、一辺の長さがおよそ一〇メートルで、土橋(ブリッジ)は一ヵ所以上あるが、斜面のため削平されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android