東前田遺跡(読み)ひがしまえだいせき

日本歴史地名大系 「東前田遺跡」の解説

東前田遺跡
ひがしまえだいせき

[現在地名]長坂町塚川 東前田

八ヶ岳南麓を南に流下するかぶと川とはと川に挟まれた標高六四〇メートル前後の高地上にあり、塚が三〇基ほど群集した遺跡。東前田十三塚ひがしまえだじゆうさんづか遺跡ともよばれていた。塚は直径九メートルから四メートル、高さ一・四メートルから〇・四メートルの小円丘で、南北方向に二五メートル間隔で一五基がほぼ直線的に配列する一群と、その南西側の四―五基の群をなす小群からなる一群との二群に分けられる。前者の一群一五基中九基が、中央自動車道建設に伴い昭和四四年(一九六九)発掘調査された。塚は黒褐色土層が盛土され、周囲より土をかき取るように盛上げられたものとされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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