東京染小紋(読み)とうきょうそめこもん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「東京染小紋」の解説

東京染小紋[染織]
とうきょうそめこもん

関東地方、東京都の地域ブランド。
東京都で染色した小紋染絹織物。小紋とは室町時代に発祥し、江戸時代に普及した型染めのこと。明治期には、女性のきものとして需要が増え、今日まで親しまれている。現在では、渋さのある単色小紋や粋でおしゃれな多色染めなどがある。東京都伝統工芸品。1976(昭和51)年6月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2008(平成20)年4月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5127140号。地域団体商標の権利者は、東京都染色工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「東京染小紋」の解説

東京染小紋

東京都千代田区、新宿区世田谷区練馬区などで生産される型染めの染物。国指定伝統的工芸品。

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