杯中・盃中(読み)はいちゅう

精選版 日本国語大辞典 「杯中・盃中」の意味・読み・例文・類語

はい‐ちゅう【杯中・盃中】

〘名〙
① さかずきのなか
菅家文草(900頃)一・冬日、賀船進士登科、兼感流年「席上伝看紅桂杪、盃中勧得緑梨花」 〔杜甫‐九日詩〕
② さかずきを取りかわす最中。酒をさかずきについでやり取りしている間。
浮世草子男色大鑑(1687)四「盃中(ハイちゅう)も宿迄を待かね恋にせはしき

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