来賓(読み)らいひん

精選版 日本国語大辞典 「来賓」の意味・読み・例文・類語

らい‐ひん【来賓】

〘名〙
① (━する) 客として招かれてくること。また、招かれてきた客。
菅家文草(900頃)二・重陽日、侍宴紫宸殿、同賦玉燭歌「菊知供奉霜籬近、雁守来賓雲路遙」
※浄業和讚(995‐1335)中「誦経念仏のみぎりには、空に乗じて来賓し」 〔管子宙合
② 鳥「がん(雁)」の異名
※新撰朗詠(12C前)上・鴈「若耶、風北なり来賓の響き沙漠日西なり。逆旅の声〈大江時棟〉」

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デジタル大辞泉 「来賓」の意味・読み・例文・類語

らい‐ひん【来賓】

式や会などに招かれてきた客。
[類語]賓客貴賓主賓国賓公賓社賓ゲスト客人来客訪客来訪者訪問者まろうど先客珍客弔客

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「来賓」の意味・わかりやすい解説

来賓
らいひん / ライピン

中国南部、広西チワン族自治区中部の地級市。1市轄区、3県、1自治県を管轄し、1県級市の管轄代行を行う(2016年時点)。人口266万4000(2014)。湘桂(しょうけい)線(衡陽(こうよう)―憑祥(ひょうしょう))が珠江(しゅこう)水系紅水河(こうすいが)を渡る地点に位置し、漢代から紅水河航運の要地として開けた。非鉄金属の製練工場があり、自治区内では最大の炭田である合山(ごうざん)炭田との間に鉄道の支線が通じる。また紅水河上流地帯で生産される木材は、当地で鉄道に積み換えられて各地に送られる。聖堂山、百崖大峡谷、莫氏土司衙署(ばくしどしがしょ)などの名勝旧跡がある。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2017年8月21日]

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普及版 字通 「来賓」の読み・字形・画数・意味

【来賓】らいひん

客として訪れる。〔礼記月令〕(季秋の月)鴻鴈(こうがん)來し、(雀)大水に入りて蛤(はまぐり)と爲る。

字通「来」の項目を見る

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