杜詩(読み)とし

精選版 日本国語大辞典 「杜詩」の意味・読み・例文・類語

と‐し【杜詩】

〘名〙 中国、唐の杜甫(とほ)の詩。
※足利本論語抄(16C)先進第十一「杜詩に不海棠一閑の事也」 〔杜牧‐読韓杜集詩〕

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デジタル大辞泉 「杜詩」の意味・読み・例文・類語

と‐し【×杜詩】

中国唐代の詩人である杜甫とほの詩。

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世界大百科事典(旧版)内の杜詩の言及

【水車】より

…【平田 寛】
[中国]
 中国では,流水を水受板でうけて動力化する水車の利用は,先秦時代から知られていたと思われるが,史料的に確かめることは困難である。後漢からは,31年(建武7)南陽太守に移った杜詩が手押しのふいごをやめ水力ふいごを作って冶金の効果をあげたといわれるなど,水車使用の記録が多く見られる。その後,晋の王戎の水碓は天下にあまねく,石崇の死後には30余区の水碓があったといわれるほか,晋から唐時代の荘園に付設された水碓・水磑と,一般の農田との間に水争いがおこっていることから,水車の使用の普及がうかがえる。…

※「杜詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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