精選版 日本国語大辞典 「村極」の意味・読み・例文・類語
むら‐ぎめ【村極】
〘名〙 室町時代から江戸時代において、村民が自主的に定めた村の取り極め(掟)。村寄合(村民集会)、村入用、入会(いりあい)、用水、共同農耕などを初め、博打(ばくち)、作物泥棒、婦女暴行などの取り締まりについての規定がみられた。違反者に対し、村八分、追放、過料などの独自の制裁を加えた点に特色がある。村定(むらさだめ)。
※滋賀県愛知郡三谷共有文書「村極之事」
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