村下(読み)むらげ

世界大百科事典(旧版)内の村下の言及

【たたら(鑪∥踏鞴)】より

…たたら師は鉱山関係者のなかでもとくに信仰や伝承が多く,かつ古いものが残されている。山内の職種には村下(むらげ),炭坂,炭焚,番子(ばんこ),手下(てご),大工,サゲなどがあったが,村下は古語であるムラギミの訛語とされ,たたら集団の長を意味した言葉とされている。たたら作業は送風と火の色の判断が重要で,砂鉄採取である鉄穴流し(かんながし)を農民が行うほかは,すべてたたら師が行った。…

※「村下」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」