材木置場(読み)ざいもくおきば

日本歴史地名大系 「材木置場」の解説

材木置場
ざいもくおきば

[現在地名]浪速区木津川きづがわ一―二丁目・久保吉くぼよし二丁目

難波なんば村の西側、木津川沿いの地と、川を挟んで南西月正がつしよう島の二地域にわたる。この二ヵ所は元禄一一年(一六九八)一二月堀江ほりえ新地(現西区)開発の時、住吉屋藤左衛門・多米由悦に材木置場請地として開発が許されたもの。享保一七年(一七三二)譲渡によって住吉屋藤左衛門一人の支配となり、明和七年(一七七〇)さらに譲渡され丁子屋八十七請地となった(天明七年「松平石見守殿御初入ニ付差出御覚書」京都大学蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報