精選版 日本国語大辞典 「朽葉色」の意味・読み・例文・類語
くちば‐いろ【朽葉色】
〘名〙 (落葉の色の意)
※忠見集(960頃)「うへのくちばいろのおほむ扇に、ただつるのかたをおもてにかかせたまへる」
② 染色の一つ。薄い藍色がかった黄色。黄枯茶(きがらちゃ)。
③ 襲(かさね)の色目の名。表は赤みがかった黄色、裏は黄色。秋に用いる。くちば。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「下人はくちばいろの襖(あを)など心にまかせて着たり」
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