朴・厚朴(読み)ほお

精選版 日本国語大辞典 「朴・厚朴」の意味・読み・例文・類語

ほお ほほ【朴・厚朴】

〘名〙
▼ほおの花《季・夏》
▼ほおの実《季・秋》
落窪(10C後)一「男大がさささせて、ほほの櫃におこせたり」 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
② (「重皮」とも書く) 漢方薬の一つ。ホオノキの樹皮風邪頭痛痙攣(けいれん)神経症などに用いる。ほおの皮。ほおぐすり。
※栄花(1028‐92頃)見はてぬ夢「御風にやなどおぼして、ほをなどまゐらすれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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