精選版 日本国語大辞典 「朱肉」の意味・読み・例文・類語
しゅ‐にく【朱肉】
※俳諧・宇陀法師(1702)誹諧撰集法「朱肉の方、色々有。冬凍安し」
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…徳川家光以降の歴代将軍の印文もすべて実名家光・家綱などと定型化した。清朝の篆刻の影響によって,江戸時代好事家は自身の特技を生かして多種多様な印章を自作したが,庶民実用の印は認印,その形は平凡な円印・方印などであり,印肉は朱肉の使用を禁じ黒印のみに制限された。庶民の朱肉使用は1868年(明治1)江戸を東京と改称した年の9月からである。…
…これを封泥という。そのため後に朱印を使うようになってからでも,朱肉のことを印泥と呼ぶのである。隋・唐時代からは朱印で押した実物が現存しているが,ことに正倉院文書には8世紀の実物が多く残っている。…
※「朱肉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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