精選版 日本国語大辞典 「朱器台盤」の意味・読み・例文・類語
しゅき‐だいばん【朱器台盤】
〘名〙 平安、鎌倉時代、藤原氏の長者が正月の大臣大饗(たいきょう)に用いる食器。閑院左大臣藤原冬嗣から重宝として伝来したもの。食を盛る器も台盤もすべて朱塗りであったところからいう。平安後期以降、氏長者の地位の象徴となり、その授受が「朱器渡り」として儀式化された。朱器。
※江家次第(1111頃)二「藤氏一大臣用二朱器台盤一」
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