朮餠・白朮餠(読み)おけらもち

精選版 日本国語大辞典 「朮餠・白朮餠」の意味・読み・例文・類語

おけら‐もち をけら‥【朮餠・白朮餠】

〘名〙 (近世京都五条天神社で、節分の夜、参詣人悪病を除くまじないとして、陰干しにしたオケラと白い餠を受ける習俗があったところから) 節分の夜に供える白い円餠。うけらもち。おけらもちい。
仮名草子・悔草(1647)下「五条の天神へ。節分に諸人の参て。朮餠(オケラモチ)受用(うけもちゆ)事は。えやみを除く。其遺法と也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android